はじめに
みなさん、Onyx BOOXというデジタルペーパーシリーズをご存知でしょうか。
日本ではあまり見かけませんが、AndroidOSを搭載したデジタルペーパーです。
kindleやKoboのように電子書籍リーダーとして使えるだけでなく、SonyのDPTやFUJITSUのクアデルノのようにノートしても利用できる製品です。
そんなBOOXにPoke2 colorと呼ばれるカラー対応の製品が追加されるという発表がありました。
本日はこのBOOX poke2 colorについて書いていきたいと思います。
過去記事
BOOXシリーズ
BOOXシリーズはE-inkを搭載した電子書籍リーダーで、小さい順にPoke、Nova、Note、Maxというモデルがあります。
2020年5月現在の各モデルの情報は以下の通りです。
モデル | ディスプレイ | 解像度 | サイズ | 重さ | 値段 |
---|---|---|---|---|---|
Poke2 | 6インチ=ほぼiPhone11 | 1448 x 1072 (300PPI) | 153×107×6.8mm | 150g | $189.99 |
Nova2 | 7.8インチ=ほぼiPad mini | 1872x1404 (300 dpi) | 197.3x137x7.7 mm | 265g | $349.99 |
Note2 | 10.3インチ=ほぼiPad | 1872x1404 (227dpi) | 249.5x177.8x7.1mm | 378g | $549.99 |
Max3 | 13.3インチ=ほぼiPad Proの大きい方 | 2200x1650 (207dpi) | 309.8x227.8x6.8mm | 490g | $859.99 |
https://www.boox.com/product-2/
これらのシリーズはAndroidOSを搭載しているので、Kindleだけ、Koboだけでなく、さまざまなフォーマットの電子書籍を読むことができます
また、電子書籍リーダーとしての機能だけでなく、デジタルペーパーとしての機能を有しており、付属のペンを用いることでメモや書き込みをすることができます。
ただし、Pokeだけは比較的安価で購入できる反面、書き込みの機能を有していません。
Kindleだけを利用している人であればPaperwhite、Koboだけを利用している人であればKobo aura HDあたりがおすすめですが、複数のサービスを利用している方にとっては、一つの端末でさまざまなサービス全てを見ることができるので電子書籍リーダーを購入する際の選択肢の一つになるのではないでしょうか。
比較対象として、タブレットに電子書籍リーダー機能を追加するイメージのiPadに対して、このBOOXシリーズは電子書籍リーダーにネット機能が追加されたイメージとなります。
モデルによるのですが、レスポンスの良さはおおよそ iPad>>>>>Paperwhite>Poke2>Kobo aura HD と言われています。
本を読むことに特化するのであれば電子書籍リーダー、SNSやウェブブラウジングをするのであればタブレット
どの機能を優先させるかで予算に応じて購入されたらいいのではないでしょうか。
BOOX Poke2 color
BOOX Poke2 colorは2020年4月に発表された新モデルです。
カラー対応E-inkを搭載したディスプレイを使用しており、画面をモノクロではなくカラーで表示ができます。
わたしが知る限りではこれまでにカラーE-inkのデジタルペーパーは発売されていないので、これが発表されたら購入する人が結構いそうですよね。
iPadなどのタブレットとデジタルペーパーを比較する際に機能的に差がある部分の一つはこのカラー対応の有無ですから。
モノクロ表示のデジタルペーパーは文庫本やビジネス本を読むのには適していますが、カラーの漫画や雑誌を読むのはあまりおすすめできません。
もしこのPoke2 colorが発売されたらそういったニーズを持った方たちが購入するのではないでしょうか。
発売日、価格ともにいまのところ未定ですが、注目していきたい製品です!
さいごに
本日はこのBOOX poke2 colorについて判明していることを書いてみました。
AndroidOSを搭載したデジタルペーパーであるBOOXシリーズにカラー表示機能が追加されたら多くの人が購入を検討しそうです。
新たな情報を得たらまた書いていきたいと思います。