はじめに
バッテリー持ちが良く、コスパに優れているスマートウォッチ、Huawei Watch GT2を購入してみました。
これまでにApple watchなどの幾つかのスマートウォッチを利用してきましたが、多くの機種でバッテリーの持ちが悪い点が不満でした。
スマートウォッチの利用目的は多々あると思いますが、充電を頻繁にしなければならないとなるととても不便に感じるものです。
スマートバンドにはXiaomiのMi Bandのように20日間バッテリーが持つ機種もあります。
確かにライフログを取るだけなら前回ご紹介したスマートバンドで良いと思いますが、仕事での利用などを考えると時計型の方が良い場合も多々あります。
そんな時に高級感も備えつつバッテリー持ちが良いと言われるこのスマートウォッチを発見しました。
本日はHuawei Watch GT2を利用して感じたこと、特に気になるバッテリーの持ちを実測してみたのでその検証結果を書いてみたいと思います。
過去記事
Huawei Band Pro4のバッテリーも確認してみたので、ご興味がある方はこちら。
Huawei Eatch GT4
2019年11月22日に発売されたファーウェイ社製のスマートウォッチです。
スマートウォッチの一般的な機能、歩数計、心拍数、睡眠、通知、ワークアウト、音楽、アラーム、タイマー、ストップウォッチなどは全て網羅されています。
特筆すべきはそのバッテリー持ちです。46mmモデルの公称値は約2週間とのこと。
Apple Watchなどは毎日の充電が欠かせないので、バッテリーの心配をせずに2週間利用ができるのは本当に嬉しいですよね。
バッテリー
公称値
気になるバッテリー持ちですが46mmモデルの公称値は14日とされています。
これは、心拍数モニターを有効にして24時間着用、HUAWEI TruSleepTM2.0で睡眠をモニタリング、毎週90分間のワークアウト、メッセージ通知を有効にする(50回のSMSメッセージ、6つ電話、1日3つのアラーム)、1日に200回画面が表示される、毎週30分間通話、毎週30分間の音楽再生といった条件での値のようです。
これを見る限りでは特に変な条件設定ではなく、一般的な利用時で約2週間持つと言うことなのだと思います。
検証条件
早速、通常利用でどのくらいのバッテリー持ちになるかを試してみました。
検証時の設定は以下の通りです。
・TruSleep機能オン
・常時心拍数計測オン
・通知受信オン
・天気気温などの情報受信オン
有効性をあまり感じなかったのでストレステスト機能のみオフにしています。
電話や音楽、ワークアウトなどはあまりしていなかったので、公称値算出時よりは多少緩い条件だと思います。
検証結果
検証結果ですが、このグラフのように1日に約8%バッテリーが減少していきました。
フル充電からの稼働可能日数で考えると約12.5日です。
残念ながら公称値の14日より多少短い結果になりましたが、それでも十分な電池持ちだと思いました。
ちなみに充電速度は約1.5%/minで、1時間ほどの充電で100%になります。
Huawei Band Pro4との比較
同じくファーウェイ製のスマートバンド、Huawei Band Pro4との比較をしてみたいと思います。
デバイス登録と機能
まずはアプリ上の表示ですが、ファーウェイのヘルスアプリにデバイス登録するとこんな感じです。
GT2、Band Pro4を両方とも登録できますが、同時に接続(ペアリング)できるのは一つだけです。
同じ日に両方利用した場合は、アプリの方で両方の情報を自動的に統合してくれるようです。
こちらがHuawei Band Pro4のデバイス画面です。
対してHuawei Watch Gt2のデバイス画面です。
Band Pro4と比べると、音楽とお気に入りの連絡先が増えていることがわかります。
あとはヘルスケアの中に自動ストレステストという項目も増えていました。
とはいえ、両方ともほとんど同じなので、両方を同時に利用していてもほとんどストレスなく使うことができると思います。
バッテリーと重量、見た目
バッテリー持ちは気持ちGt2の方が良いと思いました。
重さはGT2が約41グラムでBand 4 Proが12gなので大きく差があります。
普段使いや就寝時につけていてあまり気にならないのは間違いなくBandですね。
一方、GT2は重くて大きく高級感があるので場所を選ばずつけていくことが可能だと思います。
GT2は外出時につけて、就寝時はBandに切り替えるなど、両方持っているなら使い分けをしてもいいかもしれませんね。
機能面
機能面での大きな違いはストレスチェック機能と通話&音楽保存&再生機能の有無でしょうか。
とはいえ、ストレスチェック機能は基本的に心拍数の情報を用いているようなので心拍数を確認すればいいのかなと思いました。
また、GT2での通話や音楽再生機能に関してですが、あると便利なのは間違い無いですが、利用する場面が非常に少ないです。
当初はお風呂場での音楽再生をすることを考えていたのですが、スピーカーの開口部に水が膜を張ってしまい、音が聞こえない場面が多々ありました。
もしお風呂で音楽を聞きたいのであれば、お風呂場用のBluetoothスピーカーを別途用意した方が幸せになれると思います。
替えバンド
一方、Bnadは替えバンドの種類が極端に少ないです。
シリコン製とミラネーゼループ、革製バンドが数種類だけという状況です。
Watchは一般的な替えバンドを利用できるので、替えバンドの選択幅が広いです。
これはかなり大きな利点だと思いました。
シリコンバンドを長時間つけるとかぶれてしまう方も多いと思います。
シリコン製バンドの代わりにナイロン製のメッシュバンドを使いたい方はGT2一択です。
Huawei Watch GT2eとの比較
先日、廉価版GT2eが発売されました。
基本的な機能はGT2と同等ですが、選択できるワークアウトの種類が増えている代わりに、スピーカーとマイクがないため音楽再生やGT2での通話ができず、バンド結合部が固定されているため自由に動かない、というデメリットもあるようです。
個人的には通話や音楽再生機能はあまり利用しないので、特になくても問題ないと思いました。
ワークアウトの選択肢が15種類から85種類に増えているので、運動のログを取りたいという方にはGT2eの方がおすすめです。
一方で、バンド結合部が固定されていて自由に動かないので、充電時などの取り回しがやりにくいという欠点もあります。
使用用途に応じて選択をしてくださいね。
さいごに
本日はHuawei Watch GT2を利用して感じたこと、特に気になるバッテリーの持ちの検証結果を書いてみました。
GT2を普通に利用すると、1日に約8%バッテリーが減少していきました。
フル充電からの稼働可能日数は約12.5日です。
公称値の14日よりも少しだけ短かったですが、十分満足できる結果だと思います。
長期間充電なしで利用可能なスマートウォッチを探している方にはとてもおすすめできると感じました。
廉価版GT2eも発売されましたが、選択できるワークアウトの種類が増えている代わりに、スピーカーとマイクがないため音楽再生やGT2での通話ができず、バンド結合部が固定されているため自由に動かない、というデメリットもあるようです。
定価ではGT2eの方が安いですが、GT2自体も大きく値引きされているようなので、もしどちらを買うか悩まれている方は、上記機能を重要視するかどうかで選ぶといいかもしれません。