ななぶろ

-気に入ったものをなんとなく紹介するブログ-

『オクトパストラベラー2』レビュー ─ 新たな8人の旅が始まる、自由度の高いRPG

はじめに

『オクトパストラベラー2』は、2018年に発売された『オクトパストラベラー』のシリーズ完全新作RPGです。ドット絵と3DCGを融合した「HD-2D」のグラフィックがさらに進化し、新たな世界「ソリスティア」で新たな8人の主人公がそれぞれの物語を紡ぎます。プレイヤーは自由に主人公を選び、仲間を集め、ジョブやアビリティを組み合わせ、フィールドコマンドやバトルシステムを駆使して冒険を進めることができます。この記事では、『オクトパストラベラー2』のゲーム内容や評価点、改善点などを詳しくレビューしていきます。ネタバレは極力内容にしたいと思っていますが、ネタバレは少しも嫌だという方はブラウザバック推奨です。

基本情報

発売日:2023年9月22日

価格:7,980円(税別)

対応プラットフォーム:Nintendo Switch

ジャンル:RPG

メーカー:スクウェア・エニックス

CEROレーティング:B(12歳以上対象)

公式サイト:https://www.jp.square-enix.com/octopathtraveler2/

グラフィック・音楽・演出

『オクトパストラベラー2』は、前作と同様に「HD-2D」と呼ばれるグラフィックスタイルを採用しています。ドット絵と3DCGを融合させた美しいビジュアルは、レトロな雰囲気と現代的な表現力を併せ持っています。特に光や水の表現は見事で、太陽の光が差し込む森や月明かりが反射する湖などは息を呑むほど美しいです。また、背景には細かな動きや変化があり、生き生きとした世界を感じさせます。

音楽は前作と同じく西木康智氏さんが担当しており、壮大で感動的な楽曲が多数収録されています。各主人公のテーマ曲やバトル曲はもちろん、フィールドや街の曲も個性的で印象的です。音楽とグラフィックが相まって、物語に没入することができます。個人的には戦闘時の曲が好きです。

会話シーンでは、キャラクター同士の掛け合いやユーモアが随所に見られ、仲間との絆を感じることができます。また、一部では動きや音声が付いており、これらの演出はゲームの世界観やキャラクターの魅力を引き出しています。

ストーリー・キャラクター

『オクトパストラベラー2』では、新たな8人の主人公が登場します。彼らはそれぞれに異なる職業や性格、目的を持ち、ソリスティアと呼ばれる大陸を旅していきます。プレイヤーは最初に1人の主人公を選び、その後に他の7人と出会って仲間にすることができます。仲間にした順番に関係なく、各主人公の物語は完結しており、自由に進めることができます。また、前作と同様に、各主人公はフィールドで独自のコマンドを使うことができます。

各主人公の物語は5章構成になっており、それぞれに感動や驚きがあります。物語のテーマや雰囲気は様々で、正義や友情、愛や復讐などが描かれています。物語は基本的にテキストで進行しますが、一部では音声が付いています。前作よりはボイス多めな感じです。音声は日本語と英語の切り替えが可能です。

キャラクターは個性的で魅力的です。主人公だけでなく、サブキャラクターや敵キャラクターも印象的です。特に敵キャラクターは、前作よりも背景や動機が深く描かれており、単なる悪役ではなくなっています。また、仲間同士の掛け合いやイベントも楽しめます。

ジョブ・アビリティ・バトル

『オクトパストラベラー2』では、ジョブやアビリティを自由にカスタマイズすることができます。各主人公は固有のジョブを持っており、そのジョブに応じたアビリティや装備が使えます。また、サブジョブとして他のジョブを付けることもできます。サブジョブは「ジョブライセンス」を見つけて取得する必要があります。サブジョブを付けると、そのジョブのアビリティや装備も使えるようになります。さらに、「伝承ジョブ」という特別なジョブも存在します。これらは隠された場所にある「ジョブライセンス」を見つけて取得する必要があります。

アビリティは大きく分けて「コマンドアビリティ」と「サポートアビリティ」に分かれます。「コマンドアビリティ」は、バトル中に使える攻撃や回復、補助などの技です。「サポートアビリティ」は、バトル中に常に発動するパッシブな効果です。各ジョブにはそれぞれに固有のコマンドアビリティとサポートアビリティがあります。また、ジョブごとにレベルがあり、レベルを上げることで新しいアビリティを習得できます。コマンドアビリティは習得したジョブでしか使えませんが、サポートアビリティは習得したらどのジョブでも使えます。ただし、サポートアビリティは一度に4つまでしか装備できません。どのジョブやアビリティを組み合わせるかはプレイヤーの自由です。

バトルはターン制で行われます。バトル中には「BP」というポイントが溜まっていきます。「BP」は最大5つまで貯めることができ、1つ消費することで攻撃や防御を強化したり、連続して行動したりすることができます。また、敵には「シールド」という数値が表示されています。「シールド」は敵の防御力を表しており、敵の弱点を突くことで減らすことができます。「シールド」を0にすると敵は「ブレイク」という状態になり、そのターンは行動不能になります。このときに攻撃すれば大ダメージを与えることができます。この「BP」と「シールド」のシステムを駆使して戦略的にバトルを進めることが重要です。

評価点・改善点

『オクトパストラベラー2』は、前作の良いところを引き継ぎつつ、さらに進化したRPGです。グラフィックや音楽、演出などの見た目や雰囲気は素晴らしく、物語やキャラクターも魅力的です。ジョブやアビリティ、バトルなどのゲーム性も高く、自由度の高いカスタマイズや戦略的な戦闘が楽しめます。

改善点としては、以下のようなものが挙げられます。

テキスト量が多く、読むのが疲れることがある

フィールドやダンジョンのマップが分かりづらいことがある

サブストーリーの難易度や報酬のバランスが悪いことがある

バトルのバランスが崩れやすいことがある(強敵でも工夫次第で勝てるのでいいところでもある?)

これらの点は、今後のアップデートやDLCで改善される可能性もあります。

総評

『オクトパストラベラー2』は、RPGファンにとって見逃せない作品です。前作を超える完成度と魅力を持ち、長時間プレイしても飽きさせないゲームです。自分だけの旅を楽しむことができる自由度と、仲間との絆を感じることができる演出と、戦略的に考えることができるバトルと、すべてが高いレベルで調和しています。『オクトパストラベラー2』は、新たな8人の旅が始まる、自由度の高いRPGで多くの人にお勧めできます。

さいごに

今回はオクトパストラベラー2のレビュー記事を書いてみました。

かなり満足度が高く多くの人にお勧めできると感じました。

悩んでいる方はぜひプレイしてみてください。

この記事が参考になれば幸いです。