はじめに
皆さんこんばんは!
本日はXiaomi Mi Note 10Liteの2か月レビューをしていきたいと思います!
2020年の6月にRedmi Note 9SとMi Note 10 Liteの2機種が日本で同時に発売されてそのコスパの良さが一時期話題となりました。
実際に2か月間メインスマホとして使ってみてどうだったのか、気になる使用感やバッテリーの持ち、携帯性などの点を重点的にレビューしていきたいと思います。
過去記事
購入時に書いた記事はこちらです。
購入数日後でもかなりコスパの良さを感じることができました。
Xiaomi Note 10 Lite
Xiaomi Note 10 Liteは2020年6月に発売されたXiaomi製のスマートフォンです。
グローバル版は3色展開のようですが、日本版はホワイトとパープルの2色展開です。
容量は64GBと128GBの2種類ですが、初期状態でおおよそ20GB弱の容量を使用済みで後からSDカードで容量を増やすことはできないので、容量をある程度使いそうな人は128GBモデルを購入した方が良いと思います。
同時発売されたRedmi Note 9sとの大きな違いは、画面が液晶ではなく有機ELというところです。比較すると明らかに輝度に差があるのが分かります。
あとは充電速度の差(30W or 18W)、SDカードスロットの有無、カメラの解像度、画面内認証くらいでしょうか。
SoCはMi Note Lite10がSnaodragon 730Gで、Redmi Note 9sがSnapdragon 720Gです。
数字的には730Gの方が新しいように見えますが、実は720Gの方が新しく、性能が高いので騙されないようにしましょう。
とはいえいずれもAntutuベンチマークで28万前後で処理速度については大きな差はなさそうです。
また、純正のケースが付属してくるのでケースを購入する必要はありませんが、フィルムは購入しておいた方が良いと思います。
両機種の違いをざっとまとめると以下の通りです。
Mi Note 10Liteの方が大きさ、重さ、ディスプレイ、メインカメラ、バッテリー、充電速度の点で優れている印象です。
これらに対して約1~2万円の金額差を許容できるかどうかでどちらの機種を選ぶかが決まりそうです。
項目 | Mi Note 10 Lite | Redmi 9s |
---|---|---|
サイズ | 74.2x157.8x9.7mm | 76.7x165.8x8.8mm| |
ディスプレイ | 6.47インチ | 6.67インチ |
解像度 | 2,340x1,080 | 2,400x1,080| |
重さ | 204g | 209g |
プロセッサ | Snapdragon730G | Snapdragon720G |
メモリ | 6GB | 4GB or 6GB |
ストレージ | 64GB or 128GB | 64GB or 128GB |
カメラ | 標準+超広角+マクロ+深度 | 標準+超広角+マクロ+深度 |
メインカメラ | 6,400万画素 | 4,800万画素 |
インカメラ | 1,600万画素 | 1,600万画素 |
バッテリー | 5,260mAh | 5,020mAh |
急速充電 | 30W | 18W |
認証 | 指紋 | 指紋 |
イヤホンジャック | ○ | ○ |
NFC | ○ | × |
DSDV | ○ | ○ |
SIM | nano SIMx2 | nano SIMx2+microSD |
おすすめできるポイント
1.バッテリー持ち
おすすめポイントの1つ目はやはりバッテリーです。
このまえにiPhone SE(第2世代)やAQUOS R2 compactなどのバッテリーが少なめの機種を使っていたからかもしれませんが、実際に2か月ほど使ってみて一番感じたことはバッテリーの持ちの良さでした!
バッテリーは5,260mAhの大容量で、どんな使い方をしてもバッテリー切れの心配は全くありませんでした。
実際にスマホを頻繁に使いつつ、軽いゲームもプレイした際のバッテリー推移を下に示します。
おおよそ2日ほどは使い続けることができました。軽い使い方であれば3~4日くらいは持ちそうな感じです。
急速充電にも対応しているので1~2時間程度あればフル充電できます。
また、Rakuten UnlimitのSIMを電話回線用、Fuji WifiのSimをデータ通信用に使ってきましたが、常時モバイルルーターとしてホットスポット機能をオンにしていても1日中使うことができました。
タブレットなどの通信機器を他に持ち運ぶ場合は別途モバイルルーターを買う必要がないので便利ですよ。
とにかくMi Note 10 Liteは電池の残量を気にしたくないという方には非常におすすめの機種だと思います。
2.デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)対応
おすすめポイントの2つ目はDual Sim Dual VoLTE対応という点です。
2つのSIMを同時に待機状態にしておくことができます。
私は主回線を楽天モバイル、副回線をFuji WiFiで電話は楽天、データ通信はFuji WiFiとして運用しています。
大容量のデータSIM+最低限の電話SIMの組み合わせでスマホ代を可能な限り抑える作戦です。
楽天モバイルはデータ無制限ということになっていますが楽天エリア限定です。
私の住んでいる地域ではまだ楽天回線を使用することができません。
パートナーエリアのau回線5GBでは容量が不足することが多かったので、Fuji Wifiの回線を別途契約しました。
たった月額1,780円(楽天0円+Fuji Wifi1,780円)で電話使い放題、データ通信5GB+20GB、使い切っても1Mbpsでデータ通信可能という状況です。
国内ではまだあまり対応スマホは多くないですが、複数の回線を同時に利用できるのはとても便利です。
各社のいろいろなプランの組み合わせを試すことができるのでとても使い勝手が良いですよ!
ちなみに、Mi Note 10 Liteのデフォルト機能でそれぞれの回線の使用データ量をカウントしてくれているので、専用のアプリをインストールすることなくデータ使用状況を確認することができます。
3.カメラ機能の豊富さ
おすすめポイント3つ目はカメラ関係です!
カメラについては全体的に高評価です!!
搭載しているカメラは広角、超広角、マクロ、深度センサーの4種類です。
スローモーション、ポートレート、夜景、パノラマなど様々な用途に合う機能が搭載されています。
接写用のマクロモードも用意されていて、1~2cmくらいまで近づいて撮影することもできます。
通常はすべてAIが自動的に写真の補正も行ってくれますが、プロモードも用意されていて、自分の好きなように加工することも可能です。
また、カメラアプリの起動速度は速く、被写体を撮影したいときにはすぐに起動できます
4.ギャラリーアプリの多機能さ
ギャラリーというアプリで撮影した写真の編集をすることができるのですが非常に多くの編集機能を有しています。
レタッチ、トリミング、フィルター、モザイクなどの機能を有しているので、簡単な写真編集はこのアプリ一つで完結できます。
写真編集機能に空というものがあるのですが、天気を変えることができるのにはとても驚きました。
旅行先で撮影したけれどあいにくの曇り空だった、という時などに利用すると良いかもしれませんね。
空だけでなく、全体的な色合いもそれっぽく修正されるので、未体験の方には是非一度試してみてもらいたいです。
下の写真では曇り空を快晴、夕焼け、降雪に変えてみました。すごいですよね!
5.セキュリティアプリの機能の豊富さ
あとはセキュリティというプリインストールアプリの性能が素晴らしいと思いました。
具体的には、メモリクリーナー、セキュリティスキャンなどのスマホに必要な機能が詰め込まれたアプリです。
広告が表示されるというデメリットもありますが、それを補って余りあるメリットがあると感じました。
あれ?これがあればほかのセキュリティソフトいらないんじゃ・・・?
おすすめできないポイント
1.大きくて重い。。。
数週間使ってみて気になったところは重さと大きさです。
6.5インチで200g超えなので、片手で連続して操作し続けるのはとてもきついです。
逆に両手で操作することを前提で考えれば、画面が大きいのでとても操作しやすいです。
大きさ、重さ、バッテリー、操作性などはどうしてもトレードオフになる部分なので、使う方が何を重要視するかで選択されるといいのではないでしょうか。
私の場合は多少重いという欠点は大きい画面とバッテリー持ちの良さで打ち消すことができるかなと感じました。
2.おサイフケータイ非対応
二つ目のお勧めできないポイントはおサイフケータイ非対応という点です。
惜しい、惜しすぎる。。。
この機能が搭載されていたら間違いなく多くの人にお勧めできたのに、と思う部分です。
これに関してはとても残念ですが割り切るしかないですね。
Felica非搭載ですがNFC機能は搭載されているので対応するVisaタッチなどを使うか、QRコード決済で対応するしかないですね。
繰り返しになりますが、おサイフケータイ対応なら私的には完璧な端末だったに。。。 ほんとにおしい!
とはいえ、それ以外の部分では非常にハイレベルにまとまっているので、コスパを考えると高望みしすぎかなと思いました。
次のバージョンではおサイフケータイへの対応を希望したいです!
ちなみに、多少スペックは落ちますが、おサイフケータイを重視する方にはOppoのReno AやReno 3A、Google Pixelをおすすめします!
3.ディスプレイが側面まであるので誤タッチしやすい
3つ目のマイナスポイントは回避可能です。
画面の端が湾曲しているので、ケースを付けないと誤操作することが多かったです。
幸い購入時にケースが付いてくるので、それを利用すると良いと思いますが、少しエッジがきついので気になる人もいるかもしれません。
おまけ
画面の傷防止としてフィルムを購入しましたが、下のガラスフィルムはおすすめしません。
純正のケースと干渉して端が浮いてしまいます。
ケースなしでの運用も試みてみましたが、タッチ感度が大幅に低下して満足に操作することができませんでした。
さいごに
本日はXiaomi Mi Note 10Liteの2か月レビューをしてみました!
2020年の6月にRedmi Note 9SとMi Note 10 Liteの2機種が日本で同時に発売されてそのコスパの良さが一時期話題となりましたが、実際に2か月間メインスマホとして使ってみてどうだったのか、気になる使用感やバッテリーの持ち、携帯性などの点を重点的にレビューしてみました。
良い点はバッテリー持ち、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)対応、カメラ機能の豊富さ、ギャラリーアプリの多機能さ、セキュリティアプリの機能の豊富さです。
一方、悪い点は大きくて重い、おサイフケータイ非対応、ディスプレイが側面まであるので誤タッチしやすいです。
私的にはある程度妥協することができれば最高の一台になる可能性があると思いました。
トータルでは90点で多くの人にお勧めできると思います!
今後のXiaomiに期待したいと思わせる一台でした!