はじめに
皆さんこんばんは! ななしです。
9月16日にiPad Air第4世代が発表になりましたね。
今回は発表の実で発売は10月のようですが、一部でかなりの盛り上がりを見せているようです。
私も最初はiPad Pro11インチ並のiPad Airを安く購入できる、さっそくポチっちゃおうと思ったのですが、値段や仕様を確認するにつれて、あれ、いまいちコスパ良くなくない?と感じるようになりました。
値段差を考えると、iPad Pro11インチを買った方がいいと思う方もおられるのではないかと思います。
本日はiPad pro11インチ(第1世代、第2世代)とiPad Air第4世代の比較と、iPad Pro11インチ(第1世代)を買った方がいいと思う理由を書いていこうと思います。
- はじめに
- iPad Air第4世代
- CPU & GPU
- 値段 & ストレージ
- iPad Air第4世代の方がiPad Pro 11インチより優れているところ
- iPad Pro 11インチの方がiPad Air第4世代より優れているところ
- iPad Pro11インチとiPad Air第4世代の選び方、おすすめモデル
- まとめ
iPad Air第4世代
10月に発売が予定されているApple製のiPad Airの4つ目のモデルです。
昨年発売された第3世代はA12、フルラミネーションディスプレイなどを搭載して、無印iPadよりも少しだけ高級なiPadという位置づけでした。
この第4世代はApple Pencil第2世代やMagic Keyboardなどに対応し、見た目もスペック的にも、iPad Proに限りなく近づいたモデルとなりました。
今までにない新色も追加され、購入を検討される方がたくさんいるのではないかと推察します。
わたしもスカイブルーを欲しいと思ったのですが、なんと第3世代よりも価格が1万円ほど高くなっています。
値段もかなり高くなってきていて、iPad Pro11インチの劣化版なのであれば、iPad Pro11インチを買うという選択肢も出てくると思います。
ちょっと気になったので価格とスペックを再度確認してみました。
CPU & GPU
CPUとGPUに関しては対A12 Bionic比での増加パーセントでしか明示されていませんので、Antutu Bench Markのスコアを用いて数字で比較をしてみます。
第3世代Air比でCPU性能が40%、GPU性能が30%向上するとのことですので、A14に関してはA12比でCPU性能が40%、GPU性能が30%向上するとして算出します。
A12、A12X、A12Z、A14のAntutu Bench Markスコアをまとめてみましたが、CPUはA14(iPad Air第4世代)の方が上,GPUはA12XやA12Z(iPad Pro 11インチ)の方が多少上の性能となりそうです。
とはいえ、iPadの処理性能はオーバースペック気味なので、通常利用であれば処理性能の差を認識することすらできないと思います。
SoC | 総合 | CPU | GPU |
---|---|---|---|
A12 Bionic | 547,000 | 167,000 | 213,000 |
A12X Bionic | 705,000 | 187,000 | 345,000 |
A12Z Bionic | 712,000 | 186,000 | 374,000 |
A14 Bionic | 738,000 | 233,800 | 276,900 |
2020/10/6追記
Geekbench5のスコアでA14 Bionicはシングルコア1,583、マルチコアが4,198だったようです。
また、Metalスコアが12,571でグラフィックに関してはA14XやA14Z以上の性能を持っていることが判明した模様。
値段 & ストレージ
お値段はiPad Air第4世代はWiFiモデルが62,800円(税別)から、iPad Pro 11インチ 第2世代は84,800円(税別)からとなっており、一見iPad Airの方がお得に見えます。
ですが、ちょっと待ってください。
iPad Air第4世代は64GB、iPad Pro 11インチ 第2世代は128GBでストレージ容量が異なります。
実質の価格差を把握するため、同じ容量の256GBで比較すると、iPad Air第4世代はWiFiモデルが79,800円(税別)から、iPad Pro 11インチ 第2世代は95,800円(税別)からとなります。
つまり、ストレージ差を除いた実質の価格差は16,000円となります。
この価格差にお得感を感じるかがポイントになると思います。
ここで紹介したいのはiPad Pro 11インチ 第1世代整備品です。
整備品はリファービッシュ品とも呼ばれ、何らかの理由でAppleが再整備をして新品同等品として販売している商品です。
整備品は不定期で入荷されるため狙って購入することは難しいですが通常価格よりも15%安く購入できます。
iPad Pro 11インチ 第1世代整備品は71,800円(税別)で購入することができます。
iPad Air第4世代よりも8,000円安く購入できてしまいます。
価格は安い順にiPad Pro 11インチ 第1世代(基準)、iPad Air第4世代(+8,000円)、iPad Pro 11インチ 第2世代(+24,000円)です。
どのモデルを選ぶかは使い方次第ですが、これから各モデルの違いを説明するので、上記金額差を支払ってまでその機能を得たいかどうかで考えるとよいでしょう。
iPad Air第4世代の方がiPad Pro 11インチより優れているところ
実はたった四つだけ。。。
・処理性能(CPU)
・カラーバリエーション
・約20g軽い
・Touch ID ※コロナ禍では利点があるものの、Magic keyboardやSmart keyboard folioを開いてすぐに起動できないなどの不満点もあり
たったこれだけです。
グラフィック性能はProの方が優れていますし、Promotionテクノロジーも非対応です。
スピーカーも2基で、0.1インチ画面が小さい、とあまりいいところはありません。
Touch IDはマスクだと楽という人もいますが、人が周りにいるような状況でiPadを使うことが多い方ならそうかもしれませんが、家の中で利用するのであればむしろFace IDの方が楽ですよ?
しかも値段がiPad Pro 11インチ 第1世代よりも8000円高いという。。。
Touch IDでなければ我慢できない人、できるだけ軽い方がいい人、カラバリのブルーとグリーンをどうしても欲しいという人にしか個人的にはお勧めしません。
iPad Pro 11インチの方がiPad Air第4世代より優れているところ
さすがProモデル。優れているところがめちゃくちゃ多いです。
・グラフィック性能(GPU)
・超広角カメラ搭載(第2世代のみ)
・LiDARスキャナ(第2世代のみ)
・ディスプレイが0.1インチ大きい
・約0.2mm薄い
・最大輝度が100ニト高い
・ProMotionテクノロジー(120Hz)
・ポートレートモード
・4スピーカー
・WiFi6対応(第2世代のみ)
・Face ID ※Magic keyboardやSmart keyboard folioを開いてすぐに起動できる!
iPad Air第4世代の金額に16,000円追加するとこれらのメリットを得ることができます。
特にPromotionテクノロジーや超広角カメラ、4スピーカーなど、利用する上で快適になる機能がいっぱいです。
予算が許すのであればAirよりはこちらを購入したいところです。
ちなみにiPad Pro 11インチ第2世代の方が iPad Pro 11インチ第1世代より優れているところは
・超広角カメラ搭載
・LiDARスキャナ
・WiFi6対応
だけです。
第2世代は買い替えの必要がないほど第1世代とほぼ同じ機能を有しています。
カメラ、LiDARスキャナ、WiFi6の違いを気にしないのであれば iPad Pro 11インチ第1世代で十分ではないでしょうか。
iPad Pro 11インチ第1世代はWiFi6に対応していませんが、WiFi6対応のルーターを持っている人は多くはないと思うので、個人的にはあまり気にしなくていいと思います。
iPad Pro11インチとiPad Air第4世代の選び方、おすすめモデル
いろいろと書きましたが、個人的なおすすめはコスパ最高のiPad 11インチ第1世代(整備品)です!
現時点でスペックが一番高いiPad Pro11インチ第2世代とほぼ同等の性能を有しています。
iPad 11インチ第1世代は処理性能、カラバリの多さ、重さ、WiFi6非対応以外はiPad Air第4世代より優れています。
また,iPad Pro 11インチ第1世代は超広角カメラ、LiDARスキャナ、WiFi6対応に関してiPad 11インチ第2世代より劣っています。
処理性能がAir第4世代よりも低いといっても、最近のiPhone、iPadは全体的にオーバースペック気味の性能なので、重めのゲームでもサクサク動きます。
正直通常利用であればその違いを体感することすらできないと思います。
20gの差を感じることは難しいと思いますし、WiFi6対応のルーターを家に持っている人はそんなに多くはないのではないでしょうか。
また、超広角カメラ非搭載といってもiPad で写真撮影をする人ってそんなにいないと思いますし、LiDARスキャナを活用するアプリもまだまだこれからといった感じです。
機能と価格を考えると間違いなくiPad 11インチ第1世代が一番お勧めですね!
もし処理性能、カラバリの多さ、重さ、WiFi6非対応のいずれかの点で妥協ができないなら、+8,000円支払ってiPad Air第4世代を選ぶことを検討してみてください。
ただし、iPad Air第4世代は、グラフィック性能、ディスプレイの大きさ、薄さ、最大輝度、ProMotionテクノロジー、スピーカー数など、多くの点でiPad Pro11インチより性能が劣っています。
もし、これらの点で妥協ができないなら、さらに+16,000円支払ってiPad Pro11インチ第2世代を選ぶのがいいと思います。
まとめ
本日はiPad pro11インチ(第1世代、第2世代)とiPad Air第4世代の比較と、iPad Pro11インチ(第1世代)を買った方がいいと思う理由を書いてみました。
新色追加やiPad Proに近い性能を持つということでかなりの盛り上がりを見せていますが、ちょっとまってください。
前モデルよりも1万円値上がりしていてiPad Proと変わらない価格帯なのであればiPad Proを購入した方がよくないでしょうか。
Airの良いところは
・処理性能(CPU)
・カラーバリエーション
・約20g軽い
・Touch ID
たったこれだけです。
一方で、iPad Pro 11インチの良いところは
・グラフィック性能(GPU)
・超広角カメラ搭載(第2世代のみ)
・LiDARスキャナ(第2世代のみ)
・ディスプレイが0.1インチ大きい
・約0.2mm薄い
・最大輝度が100ニト高い
・ProMotionテクノロジー(120Hz)
・ポートレートモード
・4スピーカー
・WiFi6対応(第2世代のみ)
・Face ID
など非常に多いです。
たしかに現行の最新モデルを購入する場合はAirよりも16000円多く支払う必要がありますが、
・超広角カメラ搭載
・LiDARスキャナ
・WiFi6対応
これらを妥協できるのであれば、iPad Pro11インチ第1世代を選ぶという選択肢が生まれます。
iPad Pro 11インチ 第1世代整備品であればAir最新版よりも8千円安く入手することが可能です。
整備品は不定期で入荷されるため狙って購入することは難しいですが通常価格よりも15%安く購入できます。
というわけで、個人的なおすすめはコスパ最高のiPad 11インチ第1世代(整備品)です!
とはいえ、それぞれ譲れないポイント(例えば新色のスカイブルーじゃないと嫌だ!など)があると思います。
10月にiPad Airが発売される予定ですが、この記事がどれを選んだらいいんだろうと思っている方の参考になれば幸いです。