はじめに
みなさん、こんにちは。ななしです!
今日は「紙のような質感と圧倒的な軽さ」がキャッチコピーのSONY製デジタルペーパー DPT-RP1/DPT-CP1の紹介をしたいと思います。
デジタルペーパーってなに?
デジタルペーパーとは、まんまデジタルの紙です!
紙の使い勝手とデジタルならではの機能を搭載した製品で、例えばノートに自由に書き込んで、書き込み終わったらメールで送付するといった使い方ができます。
iPadのようなタブレットでもできるんじゃない?と思われた方。
するどい!ええ、その通りです(笑)
この製品はiPad + Apple Pencilの影に隠れて、憂き目にあっている製品といえるでしょう。きっともう数年市場に出るのが早かったらもっと流行ったと思うのですが。。。
それはともかく、本製品を半年ほど使用したので、主にiPadと比べながら長所、短所を語ってみたいと思います。
以下は2020年度版の記事です。もしご興味あればご覧ください。
2種類のモデル
本製品には**13.3インチと10.3インチの2つのモデル**があります。
私が持っているのはモデルは13.3インチのDPT-RP1です。
13.3インチのRP1がほぼA4サイズ、10.3インチのCP1がほぼA5サイズです。
みなさんの使う場面に合わせて使いやすい方を選んだらよいと思います。
どちらのタイプにもオリジナルのスタイラスペンがついてきます。
ペン先の書き味ははボールペン風と鉛筆風の2種類があり、自由に付け替えることができます。使い心地はかなり良いです。
個人的にはフェルト材質の鉛筆風ペン先の方が好みですが、消耗は比較的早めかもしれません。
ペン先が減ってくると鉛筆の芯が丸くなった時のように、文字が書きにくくなってきますので、早めの交換をお勧めします。
またペン先にボタンがついていて、ペン、消しゴム、マーカーなどを楽に切り替えすることが可能です。
良い点
電池の持ちが良い
丸一日使っていても電池切れにはならない。
WiFi、Bluetooth通信なしで3週間持つとのこと。
描き心地が非常に良い
替え芯の選択にもよりますが、iPadにペーパーライクフィルムを貼った場合よりも◎
非常に軽い!
13.3インチモデルのRP1で349g、10.3インチのCP1で240g
よく比較対象となるiPadは約470g、iPad miniで約300gなので、
軽さならこのデジタルペーパーの勝利です!
消しゴム、マーカー切り替えボタン
ペン先のボタンで各種切り替えができる。
Apple Pencil(第2世代)にも機能追加されましたが、
本機能はこちらの方が上かも。
ペンについているボタンをおすことで
消しゴムとマーカーを切り替えて使うことができます。
パソコンと同期が可能
バックアップを自動でとることができる。
もちろんiPadでもできますが、
Bluetooth接続ができて、WiFi設定が不要というのも大きいです。
特に会社内ネットワークには接続したくないけれど、
社内のファイルを転送したいという時に便利!
印刷先の紙として選択できる
ワードなどのアプリで印刷ボタンの印刷先にこのデジタルペーパーを選択できます
ワンクリックでパソコン内のドキュメントを印字できるので楽です。
紙に出力したくないけれど、複数人で共有したい情報などには効果的です。
悪い点
電池が思ったよりすぐ切れる
使い方にもよると思いますが、一日中使い続けると1週間も持たない印象です。
ペンも同様ですが数日で充電が必要だと思われます。
PCと自動同期をしていると特に電池の減りが早いです。
それでもiPad+Apple Pencil(第1世代)よりは電池の持ちがいいんですけどね!
ファイル転送がしにくい
パソコンで専用のアプリケーションを用いて行わなければならず
ハードディスクのように直接ファイルをやり取りすることはできません。
自動同期設定をしておけばファイルのやりとりをすることは少なくなりますが
やはり少しだけ不便だと思います。
良くも悪くもノートとしてしか使えない
PDFは読めますが、電子書籍リーダーとしては使えません。
動きも最新のiPadよりは少しだけ遅いかもしれません。
それでもKindleよりは格段に早いです。
電源オン後の書き始め1秒程度認識されない
なぜか電源をオンにした後の書き始め1秒程度書けなくなります。
頻繁にオンオフをする方だと気になるかもしれません。
高い
RP1が79800円,CP1が69800円。
iPad(第6世代)+ Apple Pencilが買えてしまいます。
本体、スタイラスペンともに充電方法がmicroUSBだけ
充電方法はApple pencil(第1世代)を彷彿とさせるようなペンの頭にmicroUSBを突き刺す方式です。
ケーブルを抜き差しするのは非常に面倒なので、マグネット式のケーブルの端子を入れて使っています。(下図参照)
これで多少はマシになりますけど、Apple pencil(第2世代)のマグネットで接触させて充電する方式にはかないません。
さいごに
Apple Pencilが廉価版iPadで使えるようになるまでは、この製品を利用するという選択肢もありましたが、今はiPad(第7世代)またはiPad mini(第5世代)+ Apple Pencil(第1世代)一択ですね。
iPadの方がコスパが格段に良いと思います。
ノート以外の用途にも使えますからね!
一方で、軽さ、書きやすさに関してはこのデジタルペーパーの方が上なので、ノート以外の機能はいらない、軽くて紙のような質感を求めるという方にはこちらでしょうか。
使う用途に応じて選ぶことが大事ですね。ご参考になれば幸いです。
ちなみにほぼ同じ性能のQUADERNOという製品が富士通から販売されたようです。
違いをまとめてみたのでもしよかったらご覧ください。
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